インフレータブルカヤック/カヌーを適切にお手入れすることは製品の寿命を延ばすだけでなく、スポーツの質を向上させることにもつながります。
お手入れの方法や保管について、私たちのアドバイスをご覧ください。
INDEX
カヌーとカヤックの違いをご存じですか?
空気を入れる時
空気を抜く時
クリーニングの方法
保管/収納する際のアドバイス
カヌーとカヤックの違いをご存じですか?
カヌーは「パドルを使って漕ぐ小舟(ボート)」の総称で、じつはカヤックもカヌーの一種です。
カヌーとカヤックの大きな違いは、使用するパドルです。
カヌーの場合はシングルパドルを使うのに対し、カヤックの場合はダブルパドルを使います。
(ヘッダーの画像はダブルパドルなのでカヤックですね!)
デカトロンではでは、両方のアクティビティに対応したボートを提供しています。
初心者の方におすすめなのは、ダブルパドルを使うカヤックです。
持ち手を換えずに漕ぐことが可能で、左右のパドルを均等に漕いで進む「フォワードストローク」なら、難しいテクニックも必要なく、力がない方でもまっすぐ前に漕いでいけます。
空気を入れる時
最初にフロアの空気を入れ、左右どちらかのチューブに空気を入れます。次にもう片方1のチューブに空気を50%入れます。全体の配置を確認し、問題がなければ、1.5PSI(0.1bar)の空気圧を超えない範囲で空気を入れます。
バルブをしっかりと閉め、船底に3つのフィン(スケッグ)を装着します。水の少ない川ではフィンを使用しないでください。
インフレータブル(空気注入タイプ)製品には、推奨される空気圧が製品ごとに決まっています。
規定値以上の空気を入れないようにしてください。
また、熱によって空気は膨張するので、夏場や高温になる環境下では少し空気圧を低めにしておくと、
製品の破損を防ぐことができます。
また、海や湖など、アクティビティを行う場所に到着してから空気を入れてください。
膨らませた状態で長い距離を運ぶと、砂利や岩などにぶつけて製品を傷つけるリスクが高くなります。
空気を抜く時
最初にカヌーからフィンを外します。
次に、3つのバルブキャップを開けて空気を抜いてください。
カヌーの空気を抜いている時は、バルブに顔を近づけないようにしてください。
空気を抜いている間に、パドルを洗ったり、片づけを行ったりしましょう。
クリーニングの方法
まずカヌーを空にします。カヌーのドレンプラグを開け、カヌーを立てて底に溜まった水を抜いてください。 砂や土、葉っぱなども取り除いておきましょう。
次に、カヌーを真水ですすぎましょう。
たたんだ状態だと、折り目の部分の汚れが落ちにくいので、膨らませた状態ですすいでください。
特に海での使用後は、藻類などを除去し、カビや悪臭を防ぐために、なるべく早く真水ですすぐのがベストです。また、砂や塩分が残っていると、カヌーが研磨されて劣化を早めてしまう可能性があります。
シーズンオフの前など、しばらく使用する予定がない場合は、ぜひカヌーの「大掃除」をしてください。
コックピットやカヌーのボディ、フィンなど、 いろいろなパーツをひとつひとつ分解して、ブラシで優しく洗うと良いでしょう。
使用する洗浄剤を選ぶときは、洗浄力が強すぎないもの、研磨剤が入っていないものかを確認してください。
アンモニアや漂白剤、化学薬品などの入っていないものがおすすめです。カヌーを痛めてしまう可能性があり、あなたにも、そして地球環境にも良くありません。
例えば、マルセイユ石鹸のような天然素材のみでできたものが理想です。
次のステップは乾燥です。
洗った後はしっかりと乾燥させてください。
天気の良い日に風通しの良い日陰で乾かす、または、タオルで拭いて水分を除去しても良いでしょう。
しっかり乾かすために、シートなど取り外し可能な部品は取り外してください。水分が残ってカビが生えるのを防ぐことができます。
次回、使おうと膨らませたらカビだらけ!…このようなサプライズは、お断りです!
保管/収納する際のアドバイス
・膨らましたまま保管する場合
直射日光が当たらない、風通しがよく、乾燥した場所に保管してください。
空気を入れたまま保管する場合は、圧力を少し下げてから保管しましょう。
・収納して保管する場合
インフレータブル製品の利点は、折りたたんでコンパクトに収納できることです。
しっかり乾いていることを確認し、下記の手順で収納してください。
- 膨らませたカヌーを地面に広げておく
- 左右のチューブを片方ずつ、中心に向けて折りたたむ
- さらにカヌーを縦半分に折りたたむ
- 収納バッグと同じ長方形になるように、カヌーをたたんでいきます。
- 固定するストラップを締めて、収納バッグに入れると完成です!
膨らましたままの場合と同様、直射日光が当たらず、風通しがよく乾燥した場所に保管してください。
カヌーの膨らませ方とたたみ方は、以下のリンク先から動画でご確認いただけます。
カヌーに空気を入れる/収納する方法
デカトロンのカヌーやカヤックは、きちんとメンテナンスすれば、10年程度お使いいただけます。
メンテナンスを怠らず、家族の一員として大切にしてあげてくださいね。
コメント
0件のコメント
記事コメントは受け付けていません。