スイムウェア(水着)は普段着とは違い、デリケートな素材でできています。
できるだけ長く良いコンディションを保つためには、正しくメンテナンスすることがが必要です。お手入れ方法について私たちがご紹介します。
INDEX
スイムウェアを洗うには:洗濯機で洗ってもいいですか?
スイムウェアを買い替えるタイミングについて
スイムウェアを洗うには:洗濯機で洗ってもいいですか?
スイムウェアは、伸縮性を最大の特長とする合成繊維のエラスタン(ポリウレタン)でできています。塩素や砂、塩分と接触すると劣化してしまう、もろい素材でもあります。塩素の入ったプールの水や、海水の影響を抑えるには、正しく洗濯することが大切です。
スイムウェアは手洗い?それとも洗濯機で洗ってもいい?
どちらも可能ですが、私たちはできれば手洗いをおすすめします!
・手洗い:おすすめの洗剤は?
手洗いでスイムウェアを洗うのは手軽で簡単です!
洗面器に水またはぬるま湯を入れます。熱いお湯は素材の繊維を劣化させるので、絶対に使用しないでください。
マルセイユ石鹸または中性洗剤を加えます。 水着をこの石鹸液に浸し、ねじらないように優しくこすり、真水ですすぎます。
注意!漂白剤、シミ抜き剤、化学製品を使用してスイムウェアを洗濯しないでください。また、ドライクリーニングもできません。
・洗濯機で洗う:水温やコースは?
洗濯機で洗うと生地が変色したり、伸縮性が低下してスイムウェアの寿命が短くなる場合があります。
そのため、できるだけ洗濯機のご使用はお控えください。
どうしても洗濯機で洗う場合は、以下の点にご留意ください。
- 水温は30℃以下で行ってください。
- 洗濯機の「手洗いコース」や「デリケートコース」を選ぶ。
- スイムウェアを裏返しにして洗濯する。生地が伸びないように、洗濯ネットに入れてください。
- 脱水は洗濯機で行わない。または、短時間にする。
洗ったはずなのにシミがあった!そんなときの対処法
「お酢」を使ってシミ抜きができることをご存じですか?
お酢は食品なので肌に触れても安心です。シミ抜きには人体に影響が少なく、環境負荷も少ない「お酢」がおすすめです。
お酢を使ったシミ抜きの方法は以下の通りです。
- 水で2〜3倍程度に薄めたお酢を染み込ませたタオルで、シミの部分をポンポン叩いて拭きます。ゴシゴシ力をいれてしまうと、生地が傷むことがあるので、やさしく行いましょう。
※注意 生地が変色しないか、目立たない部分で試してから、シミ落としをしてください。 - シミがキレイになったら、中性洗剤を薄めた水でシミ抜きした所を丁寧に洗います。酢は酸性なので、中性洗剤を使用しましょう。
- 水でよくすすぎます。お酢や洗剤の成分が残ってしまうと変色する可能性があるので、すすぎは念入りに行います。
スイムウェアを乾かす時は
きれいに洗った後はスイムウェアを乾かします。
スイムウェアは熱に弱いため、乾燥機を使うと生地が傷んでしまい、伸縮性が失われたり、変形したりといった不具合が生じる恐れがあります。乾燥機を使わずに乾かしてください。
まず、スイムウェアの水分を取り除きましょう。両手で挟み、ねじらないように水分を切ると、生地の伸縮性が保たれます。
次に、平干しで乾かしましょう。すぐに乾くように、日当たりの良い場所に置きがちですが、日差しは生地にダメージを与えてしまいます。
また、吊るして干すのは避けましょう。水の重さでスイムウェアが伸びてしまいます。
白いスイムウェアを復活させる方法
素敵な白いスイムウェアを選んだのに、黄色やグレーに変色してしまった…
プールの水に含まれる塩素や日焼け止めクリームに触れると、水着の白はくすんでしまいます。
そんな時は重曹を少し入れるだけで、元の白さを取り戻すことができます!
- 洗面器にぬるま湯を入れ、重曹を適量加えます。
- よく混ぜて重曹を溶かした後、スイムウェアを洗面器につけます。
- 1~2時間放置します。
- きれいな水か、ぬるま湯でよくすすぎます。
スイムウェアをベストな状態でお使いいただくためのアドバイス
お気に入りのスイムウェア、永く良い状態で使いたいですよね。
製品寿命を延ばすことは、地球環境のためにも良いことです!
・プール用かマリンスポーツ用かを確認する
スイムウェアにはプールの塩素の入った水に対応する耐塩素性の素材のものと、海水に対応する耐塩の素材のものがあります。
素材を確認し、使用用途に合った素材のものを着用しましょう。
デカトロンではNABAIJI(ナバイジ)製品はプールでの水泳やアクアフィットネスに適した耐塩素素材、OLAIAN(オライアン)製品はサーフィンや海水浴に適した耐塩素材を使用しております。
・日焼け止めはスイムウェアを着用する前に塗る
できればスイムウェアを着る前に日焼け止めクリームやオイルを塗っておきましょう。
クリームやオイルの汚れが防げます。
着用後に、日焼け止めクリームを塗るときは、なるべく生地に触れないように気を付けましょう。
・スイムウェアに接する面にご注意ください
スイムウェアを着てどこかに座ったり寝転んだりするときは、接する面に気を付けてください。
水着の繊維を傷めることがあります。
例えば、砂、岩、プールサイドなどは、ざらざらしていて、生地を傷つける可能性が高いです。
座ったり寝転がったりする時は、スイムウェアを傷めないように、タオル等を敷いておくとよいでしょう。
・熱源を避ける
当然ですが、暑い時・晴れた時にスイムウェアを着ないで、といったお願いは現実的ではありません。
しかし、正直なところ、温泉(スパ)や温水プールはスイムウェアにとって、適した環境とは言えません。
一般的に、そういった場面では化学薬品が使用されているため、スイムウェアに負担がかかるだけでなく、熱によって繊維が劣化してしまいます。
こういった状況を回避できない場合、お気に入りのスイムウェアで行くのはやめておくのがベターです。
アイロンは絶対に使わないでください!生地が傷むだけでなく、焦げてしまう危険性もあります。
スイムウェアを買い替えるタイミングについて
どんなに気をつけていても、数年経つとスイムウェアの素材が劣化してくるのは普通のことです。
生地が薄くなったり、フィット感が損なわられたりしてきたら、買い替え時です。
使用頻度にもよりますが、平均2~3年ごとに交換する必要があります。
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